マルチパートのSMSとは何か

前回のブログの続き。
前回は、マルチパートSMSに対応した、chan_dongleを入れたが、長文SMSの受信が、分割して届いた件を調査する。

まずは、マルチパートSMSとは何か。
勝手に、長文SMSの事だと思ったが、可能性としてはマルチメディア対応のSMSの事かもしれない。でもこれはMMSと通常呼びますし、しかもデータ網を使用する。

とりあえずググる。

AndroidでマルチパートバイナリSMSを送信するには? Answers. あなたはデータSMSでこれを行うことができます、私はそれをやった! データをパケット制限に分割し、以下を使用する必要があります。 

https://code.i-harness.com/ja/q/a8ba70

こちらは、「マルチパートバイナリSMS」と言っている。Androidアプリケーション開発の話だと思う。

結局、有意義な情報は無かった。通常マルチパートというと、例えばEmailでいえば、テキストメールとHTMLメールを混在させているものを言ったりする。SMSは普通テキストメールなので、長文対応であれば、HTMLメールをやりとりすることも可能かもしれないが、送信・受信ともに対応していないとダメだし、聞いたことがない。

マルチメディア対応のSMSとしては、MMSがあるが、日本であれば、ソフトバンクが、キャリアメールをMMSとして利用しているが、ドコモは未対応。

また、2018年に、日本の電話会社(ドコモ、AU、ソフトバンク)が発表した「+メッセージ」は、RCSという規格のものである。現在、+メッセージは日本国内でしか使えないものではある。海外キャリアや日本国内MVNOで使えないものでは、使い道がなさそうだ。

コンカチSMS

話が戻り、マルチパートSMSとはなんだったのか。長文SMSの事であれば、「コンカチSMS」という名前がある。コンカチネーション、英語ですとConcatenated SMS。
2000年代後半から2010年代前半にかけて、広く普及していましたが、日本ではソフトバンク以外では、2017年に開始された。
AU 2017年5月26日以降 http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2017/05/26/2464.html
ドコモ(開始日不明) https://www.nttdocomo.co.jp/service/sms/charge/index.html
ソフトバンク https://www.softbank.jp/mobile/service/mail/iphone/sms-mms/

ソフトバンクは、純粋なSMSは70文字の制限がある。ソフトバンクのホームページでは分かりにくいが、カスタマーサポートに電話し、4~5人担当者が変わり、自分の中では理解した。これについては、いつかブログにまとめたい。ソフトバンクは、SMSが長文になった場合は自動的にMMSを使用する事で長文を可能にしている。ただこれはソフトバンク製の携帯やスマホを使っている場合の話で、SIMフリースマホなどを使用している場合は、できないと思われる。データ通信を完全に切っている場合も同様。

また、各キャリアとも、事業者間は、70文字の制限があるようだ。(この記事を書くまで、私は事業者間も670文字まで送られるようになったと思っていた)

日本国内の事業者間は、70文字までだが、海外からのSMSは70文字を超える物でも受け付けるようである。(国際SMS送信は70文字までである)

結論

マルチパートSMSとはなにか、chan_dongleのsourceを読むしかない。

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