sendmailのインストール

sendmailのインストール

sendmailのホームページ
現在、sendmailは8.13.6が最新です。

qmailに移行しようとしましたが、挫折しました。
なにをするにも、パッチパッチって言うのがどうも好きになれません。
速度の点ではやはり遅いようですので、並列処理を出来るように設定ファイルを作りたいと思います。(ここに書けるかは分かりませんが。

FreeBSD4.11への設定です。
今回は、サクラに借りたサーバーに設定を行います。

■ソースのダウンロード

ソースは ftp://ftp.sendmail.org/pub/sendmail/ からダウンロードできます。
でも今回はココをみてミラーサイトからダウンロードしました。

■ソースの展開

ソースの展開はどこでも良いのですが、私は/usr/local/src/にて行っています。

 cd /usr/local/src/
tar xvfz sendmail.8.13.6.tar.gz

■コンパイルの前に

■FreeBSD3.5.1以下の方
m4のインストール(バージョンアップ)
FreeBSD3.5.1標準のm4では途中でエラーになります。
pkgからインストールします。

■FreeBSD 4.4以下の場合
sendmail.8.12.0移行になってからいくつか準備が必要になったようです。

suでsmmspのアカウントを作ります。
vipw
smmsp:*:25:25::0:0:Sendmail Submission User:/var/spool/clientmqueue:/sbin/nologin

/etc/group
smmsp:*:25:

■FreeBSD 4.5以降

smmspはすでに標準でアカウントがあります。

■コンパイル

後はいつもと同様です。

cd sendmail.8.13.6/sendmail
./Buildcd ../makemap
./Build

■インストール

まず、オリジナルのファイルを保存しておく。

cp /usr/sbin/sendmail /usr/sbin/sendmail.org
cp /usr/sbin/makemap /usr/sbin/makemap.org

インストール

cd ../sendmail
./Build install
cd ../makemap
./Build install

■mcの準備

標準的なmcファイルを準備します。

cd ../cf/cf
cp generic-bsd4.4.mc /etc/mail/freebsd.mc

■freebsd.mcの編集

必要に応じて追加する。

divert(0)dnl
OSTYPE(bsd4.4)dnl
DOMAIN(generic)dnl

FEATURE(access_db, `hash -o /etc/mail/access’)dnl
# 外部へメールする場合に必要。

define(`ALIAS_FILE’,`/etc/mail/aliases’)dnl
# 特に記述しなくても動作するが、aliasesファイルを複数設置するときに
#
すぐに設定できるように入れています。「,」で区切って複数記述します。

FEATURE(virtusertable, `hash -o /etc/mail/virtusertable’)dnl
# バーチャルドメイン設定。各ドメイン宛のメールをどのユーザーに集めるか
# 指定できる


FEATURE(`nouucp’,`reject’)dnl
# uucp は使わない。

MAILER(local)dnl
MAILER(smtp)dnl

■cfの作成

make sendmail.cf

■cfの動作確認

cfは本稼動する前に動作確認をすることが出来る。
以前書いてたコマンドに間違いがありました。

# sendmail -bt -C ./freebsd.cf
ADDRESS TEST MODE (ruleset 3 NOT automatically invoked)
Enter <ruleset> <address>
> 3,0 root@example.net
3                  input: root @ example . net
96                 input: root < @ example . net >
96               returns: root < @ example . net >
3                returns: root < @ example . net >
0                  input: root < @ example . net >
97                 input: root
3                  input: root
3                returns: root
0                  input: root
0                returns: $# local $: root
97               returns: $# local $: root
0                returns: $# local $: root

localのroot宛になっていることがわかる。

> 3,0 root@example.net
3                  input: root @ example . net
96                 input: root < @ example . net >
96               returns: root < @ example . net >
3                returns: root < @ example . net >
0                  input: root < @ example . net >
88                 input: < smtp : example . net > . root < @ example . net >
88               returns: $# smtp $@ example . net . $: root < @ example . net >
0                returns: $# smtp $@ example . net . $: root < @ example . net >

同じroot宛だが、smtpを経由してexample.net宛になっている。

テストの終了は ctrl+D

■cfインストール

make install-cf

■その他の設定

□受信するドメインを入れる
変更後再起動が必要です。

ee /etc/mail/local-host-names
make restart

□aliasesを変更した場合
再起動は必要ないが、データベースの更新が必要。

ee aliases
newaliases

■sendmail の起動

sendmail -L sm-mta -bd -q30m
sendmail -L sm-msp-queue -Ac -q30m

sendmailは通常起動されていますので、再起動をします。

cd /etc/mail
make restart

もし終了されていたら、

/usr/sbin/sendmail -bd -q30m

として起動する。

■sendmailの起動確認

# telnet localhost smtp
Trying 127.0.0.1…
Connected to localhost.example.net.
Escape character is ‘^]’.
220 example.net ESMTP Sendmail 8.12.0/8.12.0; Fri, 28 Sep 2001 11:19:23 +0900 (JST)

と出るとOKである。
バージョンが正しいかをチェック。
終了は quit を行なう

■参考

□速報sendmail 8.12 (FreeBSD PRESS No.7)
http://www.imasy.or.jp/~ume/published/sendmail-8.12/

初稿:2000/01/20
更新:2003/2/23 sendmail.8.12.7に設定
更新:2006/6/2 sendmail 8.13.6に設定。

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