Asteriskで携帯電話の発着信とSMS送受信を可能にする

Asteriskに携帯電話の機能を追加する方法をまとめます。

これにより、携帯電話の発着信及び通話。SMSの送受信が可能になる。

必要な物

物理サーバー

  • centosやubuntu。LTSが好ましい
  • CentOS 5等、古いカーネル(i.e. 2.6.18)は音質が悪いという報告があるようだ。
  • ドングルはUSB接続をするため、VPSではなく、物理サーバーが必要である。
  • 私は、(2018/07/15時点で)Ubuntu 16.04.4 LTS(期限は2021年4月)を使用している。なお、2018年4月にUbuntu 18.04 LTSがリリースされている(サポート期限は2023年4月)

ドングル

  • いわゆる、USBのデータ通信モデム。VOICE対応機種である必要がある。利用可能な型式は限定されている。こちらにリストがあります。
  • 技適については各自調べる必要がある。法律なので、解釈により利用可能な物、利用不可なものがあるはずである。

通話対応のSIM

  • 採用できるドングルは、SIMフリー(ロック解除)されているものであるので、キャリアは問わない。
  • 日本国内で使用する場合は、UMTS(日本ではW-CDMAと呼ばれる)の2.1GHzに対応しているドコモかソフトバンクを使用する。cdma2000を採用しているAUは利用できない。なおこれらの条件はドングルの対応周波数によるものである。

chan_dongle

  • ドングルをAsteriskで利用するためのモジュール。
  • 公式サイトは、http://wiki.e1550.mobi/ ただし、過去に消えたことがあるので、注意。
  • 私がまとめた記事。ただし2015年のものである。
  • オリジナルは、asterisk 1.6 and 1.8に対応。
  • クローンとパッチで、13まで対応している。
  • プライベート的には、14まで対応している。(多分そんな感じで英語で書かれている)

Asterisk

  • chan_dongleの対応バージョンに合わせて、Asteriskのバージョンを選定し導入する。
  • LTSであるAsterisk 11は、2017-10-25にEOLとなっている。
  • 次のLTSは、Asterisk 13であり、2021-10-24にEOLとなる。
  • その次のLTSは、Asterisk 16である。2018-10-17にリリース予定。こちらのEOLは2023-10-11。
  • これからの導入は、Asterisk 13がお勧めとなるので、早く動作確認をしたいところである
  • 私自身では、Asterisk 11で動作をさせている。

 

具体的な導入方法は、検索するとたくさんできてきますし、私の記事にも(古いが)あります。

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